徳島の抱える僻地医療問題とは

僻地医療

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徳島県には、無医地区が存在することも大きな医療問題としてあげられます。
ここでは、僻地医療の実態に迫ってみました。

徳島県の僻地医療の現状と対策

徳島の僻地医療都市部ではない地方になるほど、近くに医療施設がない事態は深刻です。

こうした僻地で暮らす人々は、救急搬送でも一番近い病院まで30分かかったり、通院に片道1時間かけている場合もざらにあります。もはや満足のいく高度医療を受けたいと思ったら、通院に1日を費やす覚悟が必要です。

都市部に充実した医療体制が集中する一方で、徳島県の僻地医療、無医地区問題は深刻になるばかりです。

2009年、厚生労働省の実施した調査によると、徳島県の無医地区は18地区、無歯科医地区は25地区となっています。
この数は、医療機関の廃止によって今後も増えると予想されており、僻地での医療確保が大きな課題となっています。

人口1人あたりにおける医師の数が全国トップレベルを誇る徳島県でも、2010年の調べで全国平均を上回るのは都市部のみでした。医師数が全国トップレベルといっても、その実態は深刻で、僻地では全国平均を大きく下回り、医師の偏在が非常に顕著となっています。

徳島県の過疎地域住人の不安

2011年、徳島県の過疎地域で暮らす人々を対象に行われたアンケートでは以下のような調査結果が得られています。

Q.暮らしている地域の医療体制で不安なことはありますか?

  • 「救急搬送のとき病院到着まで時間がかかってしまう」
    …全集落22%/…限界集落34%
  • 「専門的な治療を受けられる病院まで遠い」
    …全集落16%/…限界集落13%
  • 「近くに医師がいない」
    …全集落14%/…限界集落19%
  • やはり、結果からも分かる通り、『救急搬送時に素早く適切な治療をしてもらうことができない』ことに多くの人が不安を抱えているようです。

    僻地医療問題は近くに医療施設がないという物理的な事実だけでなく、全ての人が等しく医師の治療を受けられないという地方の医療格差問題を浮き彫りにするもので、迅速な改善が求められます。

    徳島県の僻地医療、無医地区の今後

    僻地医療と無医地区の問題を解決するため、これまで徳島県では拠点病院への医師派遣や、就職の紹介などを行ってきました。しかし、このまま放っておけば増える可能性のある無医地区問題に対し十分な対策とは言えません。

    徳島では、今後の取り組みとして、僻地医療従事者への研修計画やプログラムの作成を練り、僻地医療の拠点となる病院への活動をサポートするなどを計画しています。